produce by 浜名湖のりブランド推進協議会
浜名湖のりは、浜名湖で養殖されている海苔のこと。磯の香りがふわっと広がる特有の香りが特長。そして鮮やかな緑色をしています。普通の板のりの原料は「紅藻類」で、乾燥すると黒くなりますが、浜名湖のりは「緑藻類ヒトエグサ」で、これが鮮やかな緑色の理由なのです。
浜名湖のりは生で食べると、とてもなめらか。学名「ヒロハノヒトエグサ」を漢字で書けば“広葉一重草”となり、その名の通り一層の細胞からできているので、透き通るような薄さで柔らか。これがなめらかさを生み、生のまま食べると舌にペタッと貼りつくような食感を楽しめます。三杯酢で食べたり、味噌汁の具としても使われています。
浜名湖での海苔の養殖は、文政3年(1820年)ごろから始まりました。養殖の技術を伝えたのは、海苔商人の森田屋彦之丞と海苔職人の大森三次郎。舞阪宿に宿泊した時、石垣に海苔のついているのを見つけ養殖を思いつき、村役人の許可を得て実施したところ、海苔がうまく育って風味がよかったことから、養殖が始まりました。
現存する日本の海苔養殖場では最古のものです。
ノリベーションとは、リノベーション(刷新)とイノベーション(革新)をかけた造語。浜名湖のりの持つ、香り、色、舌触りは、食品素材としてとても優れています。しかしながら、まだまだ地元でも知名度が高くないのが現実。そこで「浜名湖のりブランド推進協議会」を結成し、斬新かつ革新的なアイデアでさまざまな食品に浜名湖のりを使い、もっともっと浜名湖のりの良さと可能性を広げていきたいと考えています。中にはお菓子にも浜名湖のりが使われたり……。商品開発と新しいレシピは、今日も誕生しています!